タンクに貯蔵された油量を計測する場合、液面及び温度を計測する事により、タンク内の貯蔵量を知る事が出来ます。原油等は多量の水分を含む為、自然分離してタンク底部に溜まります。故に、油水境界面の計測も要望されます。

タンカー船の為の安全規準であるISGOTTに記述されるSONIC TAPE & VAPORLOCKSとは、超音波(ソニック)センサーが採用されたタンク巻尺とタンク内の危険なベーパーを漏らす事無く計測作業が出来る方法として、VAPORLOCKS(測深管開口端弁)を各タンクに設備する事を意味し、計測の信頼性環境(IMO条約)と安全(SOLAS条約)に対処したポータブル式の実測装置であります。
目盛尺(電線)は、JIS.標準規格(1級)の鋼製目盛尺を採用し、目盛尺電線を構成している為、レベルの読み取りは目盛尺直読による実測であり、従来のタンクサウンディングテープの様に、液体の濡れ具合による計測作業と異なり、非常に高い精度容易早く連続して計測が出来ます。
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1台で各タンクでの計測が出来ます。故に、システム価格が安価になります。(但し、荷液操作の規準により、同時にローディングするタンク数の台数、及び、保守時の予備の台数が必要となるでしょう)
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艤装工事(VAPOR LOCKS 測深管開口端弁の取り付け)が簡単で、固定式の装置と比較して工事費が安価になります。
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装置の精度及び作動確認が船室にて容易に行えます。
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修理は、装置をメーカーに返送する事により行える為、技術者訪船による諸経費等が不要となります。
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固定式タンク計測装置が故障した場合の非常計測用、及び、較正等に役立ちます。
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